安倍仲麿

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安倍仲麿

安倍仲麿


〔007〕
あまのはら ふりさけみれば かすがなる
みかさのやまに いでしつきかも

〔解説〕
大空をはるかにふり仰いでながめると、月が出ている。あの月は昔、故郷の三笠の山に出た月と同じものか、ああ、恋しいことだなあ。

〔作者〕安倍仲麿

元正天皇の霊亀二年、遣唐使多治比県守に従って留学生として唐に渡ったのは十六才の時であった。留唐三十余年、帰航のとき嵐にあって安南にたどりつき、のちまた長安に帰り唐の地で没。(701〜770年)

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