河原左大臣

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河原左大臣

河原左大臣


〔014〕
みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに
みだれそめにし われならなくに

〔解説〕
奥州のしのぶもじずりの乱れ模様ではないが、私の心も恋のために乱れていますが、一体誰のために、こんなにまで思い乱れているのでしょう。あなた以外の人のために心の乱れる私ではないのに。

〔作者〕河原左大臣

嵯峨天皇の皇子、源融のこと。貞観十四年左大臣となり六条の河原の院に住んだ。また宇治と嵯峨とに別荘をもっていたが、その宇治の邸をのちに寺としたのが平等院である。

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