入道前太政大臣

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入道前太政大臣

入道前太政大臣


〔〔96〕〕
はなさそふ あらしのにはの ゆきならで
ふりゆくものは わがみなりけり

〔解説〕
あらしが花をさそって散らす庭の花の落花の雪でなくて、ふりゆくものは、だんだんと年をとって古くなってゆく私自身であるなあ。

〔作者〕入道前太政大臣

藤原公経のこと。坊城内大臣実宗の二男。この人が西園寺を京都北山に建ててから、その家号を代々西園寺と称する。承久三年に内大臣、貞応元年(1222年)に従一位太政大臣となり、仁治元年には孫女を後嵯峨天皇の中宮とし、その皇子を東宮に冊立し、その威勢は比肩するもののないくらいであった。

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